やあ、やあ
性格の悪いめんどくさがり屋のかちょーです。
勉強会から教科書通りのトレードをする優秀な方が卒業されたので、勉強会での経歴を見ていくど!
まずは下の成績表をどうぞ⇩
デモ時代から現金に至るまでの成績表を見ると数を重ねる毎に著しく安定感が増していることが第一印象としてあるのではないでしょうか?
特に現金でのトレードにおいて、12列以降からかなり安定して目標PIPSを獲得しています。
実に素晴らしいですね。
特にかちょーからの評価が一番高いポイントが『損切がめちゃくちゃ上手い』点です。
多くのトレーダーの中には『損切が出来ない』『含み損は強制ロスカットまで耐える』『経済指標の一発逆転を狙う』『プラスになるまで待つ』などなど何かしら理由を付けて負ける自分を認めずに永遠と無駄なポジションを保有する傾向があります。それに対して、アライさんが行っていたトレードの中にはもちろんマイナス成績などありましたが、損切値が-10PIPS以内のものが多く、損失を最小限に抑えることが出来ている印象があります。
今後本気でお金を稼ぐ上で本当に大事なスキルだと思います。
技術・メンタル面共に最高な形に仕上がっているのでそれの過程を見てみましょう。
勉強会に入った当初
2019年1月~
今振り返ると懐かしいですねw
かちょーFX勉強会が初めて勉強会への参加募集をしてから一番最初に連絡が来た方がアライさんという訳です。
当初の勉強会として、いきなりデモトレードからスタートしても相場に叩かれて損切に合う可能性が非常に高かったため、勉強会の進め方プランとしてデモトレードを始める前に最低でもダウ理論、エリオット波動論、水平線の3つのテキスト部分を勉強しながら課題提出としてチャートを使った波引きを行っていました。
ダウ理論をはじめとしたチャートをトレンドの定義に従って波を引き、エリオット波動論で大中小の波を3つのグループ分けが出来る段階までを目標に進めていました。
最初にお伝えするとアライさんがこれまで私に提出した全ての課題数が合計で166枚になります。もちろん、アライさん自身が私に提出していないものも存在するかと思いますのでザックリ見積もって250枚前後、もしくはそれ以上のチャートを使って勉強のために色々試行錯誤していたと思います。(たぶんw)
それぐらいの時間と手間を使って現在の技術とメンタルに至ったということですね。。。
下のチャートでは、第1回目と4回目の波引き課題をそれぞれ載せています。最初の段階から波引きは問題なく出来ていた印象がありますね。特にトレンドの定義では『アップトレンド⇨ダウントレンド』もしくは『ダウントレンド⇨アップトレンド』どちらか一方で波引きをしてもらいますが、トレンドが切り替わる際の高値安値を間違えてけっこう引っ掛かる人達が一定の割合でいるにもかかわらず、ミスをすることなく、ちゃんと高値安値の存在を理解しているようでした。
大中小のグループ分けやエリオット波動論に基いた波のカウントにおいても特に間違いがある訳でもなくスルスルと課題をクリアしていきました。改めて過去の波引きを見ると、波の規模が整頓されていてとてもキレイなチャートですね♪
そこから次の段階に至るまでひたすらエリオット波動論に基いた波のカウントを行っていた時期です。
2019年3月~
ここでの段階は、ダウ理論やエリオット波動論の知識をある程度勉強してからエントリーへの挑戦になります。エントリーはしていますが、この段階でのエントリーをする目的は頑張ってPIPSを取ることではなく、利食いは必ず10PIPSという条件の下、たとえ10PIPSを取るにしても必ず『長期足を見る』『10PIPSの利食いのため、あんまり損切幅を取ると損切に対する利食いがおかしなことになることから、いかにエントリーポイントを厳選出来るか』『損小利大』『待つ癖を付ける』『自分の欲に対してしっかりと向き合う』『チャート全体を見る』という主に6つのテーマをメインエントリーをさせていました。もちろん、これと並行作業としてエリオット波動論のカウントに基いた波引きを行っていたり、水平線を勉強し始めた段階になります。
エントリー部分の解説を簡単にすると
一言にまとめると、最初のエントリーはかなり酷い内容でした。3月12日、3月13日に買いでエントリーをしていますが、まるで『修正波が始まったことに気が付いていない』『修正波の先端でエントリーしている』『波の最後だぞ?』といった個所でエントリーをしていたことを今でも鮮明に覚えています。チャート上で波が描けるからといって良い結果が出るわけではないということですね。
高が10PISPを取るにしろ場所を間違えれば当たり前のように損切に合います。因みにここでのエントリーポイントは2つともダメな個所ですねw
一番最初のトレードということもあり、まず全体像が見えていませんでした。今の相場が修正波を形成しているという認識が弱かったため、一個手前の上昇波が推進波だと考えて、引き続き推進波が継続すると勘違いしてエントリーいます。さらに、直近のローソク足を見ると大きな陰線が出現していることから、当分の間買える選択肢は元々なかったという視野が狭くチャートの全体が見えてなかったことから発生した良くないトレードでした。『推進波⇨修正波』『修正波⇨推進波』という当たり前のサイクルを思い出しましょう。
USDCADでは、初心者ならではの天井買い、底売りといった所ですかね。
こちらも全体像の判断ミスによるトレードになるかと思います。この頃のUSDCADと言えば波全体で変な動きをしている如何にも大きな修正波B波を作っている相場になります。元々の波では、直近の高値から『下降⇨再上昇』という流れであったため、いつ修正波が作られてもおかしくない箇所まで相場が成長した段階になります。
こういった個所でのエントリーは振り返ればかなり怖いトレードですね。
そしてトレードは数を重ねていき失敗したり、PIPSを取れたりと不安定な状況が数ヶ月続きました。
同時並行作業として波引きをした相場にゾーンを描いたり、エントリーポイントや相場の切り替えがどこで行われているのかを判断するためのローソク足ダウ理論を引いたり。。。
かちょーから言われたことだけでなく、自発的に別のデモ口座を用意してエントリーの添削依頼をしたりして。。。そこでも失敗したり、成功したりを繰り返しながら進んでいました。
そしてある日、かちょーからのアドバイスで、完成したチャートを使ってエントリーポイントがどこにあるのかをひたすら検証する期間が始まりました。
完成したチャートだから、『どこでもエントリーできるじゃん』や『後付け説明ならいくらでも出来るじゃん』など思うかもしれませんが、かちょーは添削をしている時に『常に過去を見て現在のローソク足でエントリー出来るかという【根拠】を集めろ』とアドバイスをしました。
例えば、一見、大きいローソク足が完成してエントリー出来るかもしれませんが、実際にトレードプランを考えている際に本当にそこでエントリーできるかという根拠を複数言えるように訓練してもらいました。
練習に練習を積み重ねてようやくエントリーが変わり始めました。こちらは『利食いは必ず10PIPS』トレードの最後になります。
丁度この時期トヨシマさんやしゅんすけさんが新しくメンバーに加わってくれた時ですね♪
二人の存在が大きな影響を与えたのかもしれませんね♪(^^)/
目標PIPSを決めたデモトレードを始めたころ~終わり
2019年10月~
ここからは実際にPIPSを本気で取りに行く段階です。正直に言うと損切やエントリーポイントの関係で前回の10PIPS利食いより少し簡単です。しかし、冒頭の成績画像でもありましたが、まだまだこの段階では安定しているとは言い切れません。
それでは見ていきましょう。
上の3つのチャートは目標PIPSを決めた最初のトレードになります。設定は60PIPSを目標として、トレード回数の制限はなしという形です。
エントリー部分の解説を簡単にすると
まず1枚目のEURJPYはエントリータイミングそのものが変な個所からのスタートから入っています。ただ、その後損切を最小限にして一旦逃げたことはとても素晴らしい行為だと思います。(これが出来なくて負ける人達は本当に後を絶ちません)
2枚目のEURJPYのでは日足のローソク足が色変わりをする所からの再エントリー。相場の先端過ぎることから危険は十分にありますが、損切をしっかりと設定しなければならない箇所。
3枚目のEURAUDでは元々の相場が上方向だったので、逆張りでのエントリーが目立ちます。しっかりと全体像を把握しなければなりませんね。
といった最初のトレード内容ですね。
PIPS自体は残せてはいますが、決して褒められたトレードではありません。現金でこの内容のトレードを続けるのはとても難しいことです。
そして、波引きやその他の課題に関しては、継続してエントリーポイントを添削したり、初心に戻りエリオット波動論のカウントに基いた波引き、動いているチャートでのエントリーポイントの実験などをしていましたが、中々思うように成績が伸びなかった時期がありました。
そしてデモトレードが2020年3月中旬まで続きます。
2019年12月以降中々トレードが上手くいってないことから、かちょーから提案をします。『相場全体を理解するために、何が起きているのか全体的にどのような相場が作られているのかを把握しましょう。かなりの荒業ですが、勉強方法・ものの覚え方は人それぞれ違います。とりあえず、チャートで発生している出来事を文章化して起承転結が明確に分かるように整理しましょう。』と言いました。
そして出来上がったチャートがこちら⇩(最初に提出してきたのが2020年1月。)
中々の勉強熱心ですw
ここまで本気で取り組める人は中々そうはいません。
行っている作業の内容としては、『チャートがそのように動いた理由を必ず左側を使って説明している』といった感じでしょうか。なぜそこで反応して、次に起こり得るローソク足や波の行動などは?
チャートで何が起こったのかを文章としてまとめることで、頭の整理がしやすいメリットがあることから、けっこうな数を重ねていました。これを継続することによって提出してきた最後のデモトレードがこちら⇩
数が多いので最後だけ抜粋しましたが、この課題をアライさんに行って頂いたことによって、その後のトレードのスタイルが大きく変化しました。恐らくこれがきっかけで現金で成果が出せたと言っても過言ではありません。
現金トレード
2020年3月~
ここからは現金トレードの紹介です。上2つのチャートは現金トレード初の結果になります。
前述した、相場の状況を文書化して何が起きているのかを数ヶ月まとめて頂いた成果が現金トレードにしっかりと反映された感じがします。
デモトレード時代とは比べ物にならないくらいエントリーの精度が大幅に向上しています。
日足のローソク足を丸ごと利食いする形でローソク足の実体部分を取っているとても良いトレードです。(かちょーに褒められるトレードは少ないよーw)
ここまでキレイにトレンドに乗ることが出来ているトレードは数が少なく、当時の勉強会でも絶賛していました。本当に誰にとっても参考になるトレードです。
もちろん、訓練された状態で現金トレードに移行したからといって『絶対に負けない』ということは、ほぼありません。ただ、負けトレードや危険を察知して仕方なくトレードを事前に中断出来るスキルも評価に値します。
125回目のNZDUSDをご覧ください。大きなダメージを受ける前に自発的にポジションをクローズ出来る判断力と総合的なメンタルの強さは決して誰にでも真似が出来る訳ではありません。アライさんは技術面だけでなくメンタル面での強さをこの段階で大幅に向上したということです。
目の前に損失が膨れ上がっているポジションがあったら、経済指標を前に大きな動きをするかもしれない相場を目の前にしたら、皆さんは必ずポジションを諦めることが出来ますか?
そして、こちらが成績表で言うと12列~20列の間で行ったトレードの内の一つといった内容です。
数を重ねる毎にエントリーポイントが磨き上げられとても1年や2年前の同じ人とは思えないくらいの変貌を見せています。
よくsanaさんとコメントすることが、『ローソク足の実体をキレイに取ってるね』『損切がめちゃくちゃ上手い』『教科書通りのエントリー』などなど基本に忠実なトレードであると毎回話題になっていました。
以上、174回目でとりあえず1回目の卒業が完了した形です。トレード回数がちょこちょこ飛んでいますが、アライさんが自発的にバックテスターや検証エントリーを行っていたため、それらを省いて現金でのエントリーをいくつか抜粋しました。
まとめ
アライさんのトレードや勉強方法などを簡単に紹介しましたが、誰にでも真似出来る訳ではありません。特に、『チャートで発生している出来事を文章化して起承転結が明確に分かるように整理する』という課題に関しては、やる途中で挫折する人が大半でしょう。
ただし、アライさんの勉強の仕方が100%正しく、誰にでも通用するとは限りません。そもそも皆さんは性格・生活習慣・FXに対する姿勢・集中力・時間の使い方からありとあらゆる物事がアライさんと皆さんでは異なります。物事の覚え方、吸収の仕方は人それぞれです。自分に合った勉強の仕方を探したり、FXを本気で教えてくれる人を探しましょう。
アライさんへ
卒業おめでとうございます。長いようで短い期間でしたが、FXに対しての取り組み・頑張り・諦めない心・トヨシマさん、しゅんすけさん、その他の方々の存在がここまで自分を最強にしてくれたと思います。
変な感情に負けることがない強いメンタル(今の状態)さえキープできれば、1年後、2年後の将来が大きく変わります。
皆さんの教科書となる様に頑張りましょう。
チャンネル登録お願い致します。
コメント