【波引き】波のカウントのコツ2(長期足のカウントを考える)

ダウ理論&エリオット波動論
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やあ、やあ、性格に悪いかちょーだよ✨

前回ではエリオット波動論の各波が持つ特徴を示して、実際の相場で例を動画で解説していきました。今回はかちょーFX勉強会が重要視する長期足のカウントについて考えていきます。

エリオット波動論を使い始めて間もない方は、『どの時間軸をどこの地点からカウントすればいいの?』と迷ってしうことでしょう。日足チャートを使ったカウントも可能であれば、月足チャートでのカウントを行うことが出来ます。人によって使うメイン時間軸は異なりますが、長期足の全体の流れ方から長期足の直近の相場をどのように考えればいいのかを見てみましょう。




エリオット波動論で長期足のカウントを重要視する理由

エリオット波動論は『特定の時間軸のみでしか効果を発揮することが出来ない』という訳ではありません。どの時間軸でも当てはめることができ、相場環境認識をすることが可能です。ただし、『時間軸が小さくなるほど波が不安定になる』『時間軸が異なればトレンドやカウントも変わる』などの問題が発生します。

FXという金融商品は、誰かが明確な正解を持っている訳ではありませんので、月足・週足・日足、その他の時間軸でエリオット波動論を使って相場環境認識をすることの良し悪しはあまりありません。

何処の時間軸でもトレンドは発生していることからエリオット波動論はどこの時間軸でも適応することができます。

世の中的にはFXの相場はフラクタル構造になって動いていると説明をされています。相場の全体を切り取って考えても、小さい部分を切り取って考えても教科書通りのキレイな波を作っているとされ、下位足は上位足と同じような構造をしていて時間軸を落としても同じような構造をしていると定義されています。

しかしながら、現実的に相場がそのような形でキレイに動くのかといわれたら少し怪しい部分があると思いませんか?全ての波がフラクタル構造のように動くようであればFXで負けるる人はいません。別の角度からかちょーなりに長期足を使った相場環境認識にこだわる理由を考えていきましょう。


推進波⇨修正波、修正波⇨推進波』が作られるサイクルは、皆さんが思っている以上に大きく、そして長く続いているケースが多いことから、短期足でのカウントをしてしまうと現在動いている波が推進波として、あるいは、修正波として継続しているのか、それとも、そろそろ終わりを告げているのかというサインの目安となるものが大きく不足してしまうことが短期足を軸に相場環境認識を行う上でのデメリットではないかと考えています。

例えば、一つの例として下のチャートを見てください。

EURUSD日足転換のサイン

EURUSD30分足転換のサイン

EURUSD30分足転換のサイン

左側はEURUSD日足のチャート、右側は30分足のチャートを表示させています。期間はだいたい同じような場所を取っています。ただし、30分足はローソクが細かいため短い期間の表示となっています。

チャートには転換となる合図が複数存在しますが、例えば最もシンプルなローソク足を使ったトレンド転換の判断を使って相場を考えていきましょう。(言葉にして表すとダブルトップ的なものです。)

日足のチャートになるとトレンド転換の合図というものは中々出現しませんが、いざサインが現れるとその後の相場において力強く逆方向へと引っ張っています。ここでは、2波目が1波目の高値を更新することができない事実が発生したことによって、1波目が相場において支配権を握っている証拠が発生しました。さらに、2波目において相場の天井ともいえる箇所でトレンドの転換を示すサインが発生していることから、『そろそろ上昇トレンドが終わりを告げるサイン』としては十分な証拠として自信を持って売ることが可能になります。

逆に30分足のチャートを見てください。主な特徴として考えられることとして、①波が汚い形になっている。②相場の転換っぽいサインが複数ある。③サインが発生しても複数回期待を裏切っている。④日足では確認できる1波目の大きな下落波が30分足では見えないため、本気の上昇トレンドだと勘違いしてしまいがち。

このように前述したように短期足で波引き・相場環境認識をしてしまうと『現在動いている波が推進波として、あるいは、修正波として継続しているのか、それとも、そろそろ終わりを告げているのかというサインの目安となるものが大きく不足する』ことになります。相場がどのくらいの大きさで将来的に動くのかがすごく分かりにくいことが何より一番怖いことなのではないでしょうか?(どのタイミングで修正波が発生するなども非常に見えにくいと思います。)

勉強会内で長期足の環境認識にこだわる理由はここにあります。

長期足での相場環境認識を活用することで、ある程度の全体的な流れを掴むことできるうえに、過去の波(一つ前の波)を常に確認することができ、現在何を作っている波でどこまでの大きさを目指しているのかが分かるので長期足の活用を非常におすすめしています。

もう一度言います。

『推進波⇨修正波、修正波⇨推進波』が作られるサイクルは、皆さんが思っている以上に大きく、そして長く続いているケースが多いです。これを忘れずに!

エリオット波動論のカウントはどこまでの効果を期待できるのか

エリオット波動論のカウントは相場環境認識として、今後の動きがどのようになるのかを予測するための道具です。相場の状況変化に応じて私達の期待や予測を裏切る場面は少なからずあります。

また、止まっている相場に関しては後付けでいくらでも波のカウントを当てることができます。逆に動いている相場はどうでしょう?先程も述べましたが、相場の状況次第では私達の期待や予測を簡単に裏切ります。その点ではエリオット波動論は完璧であるとは言えませんね。

ただし、真っ向からエリオット波動論は全く使えないと言い切る必要はありません。

相場はある程度の法則性やパターンが存在することから、過去の動きを参考にエリオット波動論の相場環境認識を当てはめて今後の動きを予測することは十分に可能です。例外的な形で私達を大きく裏切ることがあるとせれば、経済指標の発表、突発的イベントや過去の注目されている高値安値に対しての反応などが材料になりやすいです。

実際のところ、かちょーFX勉強会では『重大な経済指標の発表』や『過去の重要な高値安値付近』でのエントリーは一切おすすめしていません。それは、かちょーを含む私達個人投資家は、お金儲けを目的としてチャートと接しています。決して相場の分析屋やチャート評論家を目指している訳ではなく、そのようなイベントごとや過去の重要な高値安値付近でのエントリーに関しては、お金を減らすリスクがとても高いことから『どうでもいい』のです。

話しを戻すと、エリオット波動論のカウントがどこまでの効果を期待することができるのかということについてですが、短期足を使った相場環境認識をしてしまうと①波が汚い形になっている。②相場の転換っぽいサインが複数ある。③サインが発生しても複数回期待を裏切っている。④長期足では確認できる過去の波が見えないため、トレンド方向を勘違いしてしまいがち。などのデメリットが多いため、相場環境認識をしている段階で迷いが生じてしまうリスクがあります。このように、短期足で相場環境認識をすることはダメではありませんが、エリオット波動論の効果を期待することがあまり出来ないため、短期足を使ったエリオット波動論はおすすめはしていません。

エリオット波動論の基本形

エリオット波動論の基本形

逆に長期足などはどうでしょうか?皆さんは考えたことはりますか?

教科書通りのエリオット波動論を期待することは難しいかと思います。相場を作る期間が長いことから、推進波・修正波問わず多くの場合3波、あるいは、1波で完結することが傾向としてあります。もちろん推進波であれば5波を作ることがあったり、細かい波を見れば5波を作ることがありますが、ある程度大きな波を見ると圧倒的に3波で完結していることが多いです。

そのため、教科書通りのエリオット波動論の波は求められない代わりに、①安定した波を見ることができる。②波の中が荒れていることが比較的に少ない。③相場がどのくらいの大きさで将来的に動くのかがすごく分かりやすい。④相場に対しての勘違いが減る。などが長期足から期待できる効果ではないでしょうか?

実践的に考えた場合、どこからカウントをするのか

これまでのお話しをまとめると、エリオット波動論のカウント自体は月足などの長期足からのカウントをすることをおすすめしています。長期足からは、相場がどのくらいの大きさで将来的に動くのかがすごく分かりやすいことから、『推進波⇨修正波、修正波⇨推進波』が作られるサイクルがとても見やすいメリットがあるので長期足からエリオット波動論のカウントをしていきます。

この部分は下の記事で既に例を挙げていますが、別のチャートを利用して説明をします。

EURJPY月足 2021年12月1日時点

EURJPY月足 2021年12月1日時点

まずはEURJPY月足のチャートで考えてみましょう。

扱っている証券会社によっては、過去の1970年代まで遡ってチャートを見ることができますが、全ての時間軸や過去チャートに波引き・カウントをしていたら本当にキリがありません。

直近のチャートで客観的にチャートの判断が可能で、誰が見てもそこの波が支配波(基準の波)であると判断できる材料が必要になります。基準の波となる特徴(『勢いのある波』『推進波第1波』『修正波』)を示す波を見つけて、そこを相場の起点として考えましょう。

見える範囲で誰が見ても客観的に『勢いのある波』と言えるものが下のチャートにある赤色の波でしょう。(黄色は中期短期である週足においての基準の波)

ここから波引きやカウントを考えれば問題はありません。

 

EURJPY月足 2021年12月1日時点 基準の波を見つける

EURJPY月足 2021年12月1日時点 基準の波を見つける

ここまで出来たら、後は赤色の波をベースにそれ以降の波が何を示しているのかを考えるだけです。それが完了したら、直近の中短期の波がどのような波作って、どのようなカウントになるのかを行います。

カウントの候補としては下のチャートが2021年12月1日時点ではこのようになるでしょう。

EURJPY月足 2021年12月1日時点 カウントの候補

EURJPY月足 2021年12月1日時点 カウントの候補

改めて波を見て、赤波が推進波方向に進む度合いに対する戻りの波もかなり大きく作られています。中短期の期間で基準の波を決めた黄色の波に対してもその後の相場を見れば、それなりの大きさの修正波が作られていることが分かります。

長期足での相場環境認識をすることでのメリットがここにあります。短期足では、推進波が一直線に進んでいたり、修正波であればすごく汚い波を作っていて本来どちらの波が親波なのか分かりにくいことがトレードにおいて怖い部分ではあります。

EURJPY月足 2021年12月1日時点 カウントの候補2

EURJPY月足 2021年12月1日時点 カウントの候補2

 

月足規模で大きく見たら赤波で3波目を作っていることが分かったら、次のステップとして、トレードをするために現在進行形で動いている直近の波(赤色の3波目)がどのような波を作っているのかを知る必要があります。

黄色波で赤色の内部構成を描きましたが、黄色の1波目は同時に中短期における基準の波としての役割をしています。黄色波が勢いのある波であることが分かれば、下方向に進む波が推進波を作っていると割り出すことができます。そのことから、エリオット波動論のカウントは比較的簡単に絞られます。

このような手順で相場環境認識をしますが、週足の段階でトレードが出来るか否かの判断は十分にできます。しかしながら、実際にトレードが出来ると判断したとき、もう少し直近の波がどのような波を作っていて、どこのレートにいるかを詳細に判断しないと損切に合ってしまいます。

直近の相場はどのように考えるのか

EURJPY月足 2021年12月1日時点 カウントの候補3

EURJPY月足 2021年12月1日時点 カウントの候補3

週足までの波引き・カウントが出来たら相場環境認識の7割は達成したと言えるでしょう。日足を見る段階になるとかなり直近の波を分析していると考えてください。

今まで行った手順から逸脱したことは一切行いませんのでご安心ください。

今回は、水色波が1波目を作った後に2波目が高値を更新することができずに、上昇トレンドの相場として終わりを告げている場面になります。その後の波において、黒波が直近水色波の高値をさらに更新することができなかった事実を考慮すると、少なくとも現時点では下方向へのトレンドがスタートしていて単純にカウントすると1波~3波と数えることができるのではないでしょうか?

おまけ程度に、、、

現在のチャートを見ると、3波目の波が1波目の安値を更新していることや安値を更新してからの動きが鈍くなっていることから、トレードを当分の間控えた方がいいのかもしれません。まだ明確にトレンドが継続するというサインがない以上、私達個人投資家は戻りの相場が作られることを期待してトレードを考えた方がよろしいのではないかと考えています。

トレンド自体は決まっていますので大きな戻しを作ることを期待できませんが、どこのタイミングで折り返すのか今後の注目ポイントですね♪

思いっきり逆行したらその時に考えましょう。w

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