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こんにちは!
エリオット波動論のルールやカウントをはじめ、波引きを習得するにあたって人によっては難しさを感じたり、頑張っても報われるのかと疑問を感じたりしているのではないでしょうか?
今回は波引きを習得することの意味、得られることをご紹介して波引きをするにあたっての注意事項や習得する方法をお伝えします。
波引きはかちょーFX勉強会の中で、相場環境認識の基盤となる部分ですのでしっかりと覚えましょう。(‘◇’)ゞ
波引きを習得する意味
いや~この図本当に便利ですね(笑)。今更ながら作っておいて良かったと思います。
まずは、波を引くこのと意味をおさらいしていきましょう。そもそも、波を引くという意味はご自身のチャートを簡単にまとめて、トレードをする際の『スタート&ゴール』『相場がどのような大きさで動くのか』『どこのポイントが危ないのか』という基準を作るために波引きを行っています。波引きの大切さが改めて分かりますね♪
相場には必ずと言っていいほど『天井』と『底』が存在します。言い換えると、『高値』と『安値』が存在します。この高値と安値を把握せずに、トレードに挑むことがどれ程危険なことなのかお分かりでしょうか?
トレードにおいてこの部分を理解せずに挑むと中途半端な箇所でエントリーしたり、本来はゴールであるにもかかわらず、『もっとお金を稼ぎたい』という思いからゴールからエントリーをしたりあまり良いことはありません。
さらに、スタート&ゴールが分からないままの状態でいると、そもそもダウ理論のトレンドの定義の理解が怪しくなるので十分注意が必要があります。
相場というのは必ずと言っていいほど、スタートとゴールが存在します。しかしながら、このスタートとゴールを見極めるのは素人では中々困難なことであると言えます。
したがって、誰でも相場を理解できる状態にするのが波引きです。そこから、相場がどこを目指して、どのような大きさで動くのかを見極めることができます。
どのような大きさで相場が動いているのかが予め分かっていれば、スタート&ゴールが分かるだけでなく、注目されている規模や時間軸が分かるようになります。
相場がどのような規模で動いているのかということに加えて、スタート&ゴールを知っても勝つためにはまだ不十分です。
そこから、必ず波引きを通して危ないポイントを事前に把握しなければなりません。危ないポイントというと、皆さんはどこのポイントが危ないと想像しますか?修正波やローソク足が入り乱れている箇所などが難しいポイントとして挙げられるかと思います。
下のチャートのように、私たち個人投資家は少しでもトレードには不向きな箇所を事前に把握して、大切な資金を無くすことを回避する必要があります。
波引きを習得するにあたっての注意事項
1・波引きを習得する練習をする際には、できるだけ大きい波がV字になっているか逆V字になっているチャートを選んで練習をしましょう。
2・大きい波が一直線になっている波は、できるだけ避けましょう。これでは練習になりづらいので波引きの練習において、極力V字型を選んでいます。
大きい波が一直線ですと、修正波を左右の波と比較することができないため、練習としては不向きです。実際のトレードにおいても頻繁に左側を確認しているため、チャートの左側を常に意識をするという意味を含めてV字型をおすすめしています。
3・いきなり難しい箇所に挑戦しない。
チャレンジ精神を持つことに反対はしませんが、チャートは『ダイアゴナルトライアングル』『リーディング・ダイアゴナルトライアングル』『トライアングル』『拡大型フラット』などなどその他の難しい形を常に形成しているわけではありません。むしろ、これらのチャートは例外に等しいくらいです。
したがって、いきなり難しい箇所を探したり、波引きの練習においてその形を無理に再現する必要はありません。
まずは、簡単な所をひたすら練習しましょう。
4・波引きはどうしても一回では覚えられないものです。
何回も数を重ねて波を引いていきましょう。(かちょーFX勉強会では、波引きを習得すると同時作業として、波の特徴を勉強会の参加者に探すようにしています。その理由は、効率的に勉強してもらうことに加えて、実際のトレードで波引きが使えるようになるためです。)
5・チャートに正確性(完璧)を求めない。
FXは毎回同じパターンで動くわけではありません。したがって、波を引く際に、1ミリ単位で波の規模が同じ大きさでないと絶対にいけないというルールは存在しません。
また、『なぜ、自分が予測した方向やパターンにならなかった?』と考えてしまうのは時間の無駄です。ある程度、そうならなかった理由はお話しできますが、そうならなかった理由を明確にお話しすることは誰もできません。(個人投資家が相場を動かしているわけではないので。)
冗談に聞こえるかもしれませんが、もう少し不真面目に、アバウトに物事を考えましょう(笑)。
トレンドの定義による波引き
エリオット波動論のルールに基づいた波引きを行う前に、ダウ理論のトレンドの定義に基づいた波引きを最初に習得することが今後の相場の見方に大きく左右するため、しっかりと理解する必要があります。
ダウ理論に基づいて波を引く際に重要なポイントとして、しっかりとトレンドの定義の通りに『高値』と『安値』を意識して描かれているか否です。
アップトレンドでは:高値を更新して、安値を切り上げる動き
ダウントレンドでは:安値を更新して、高値を切り下げる動き
上記のルールに基づいてしっかりと波が引かれているか確認していきましょう。
上記のチャートはいかがでしょうか?
皆さんはこちらのチャートで間違いを探すことはできましたでしょうか?
実は、このチャートはトレンドの定義に従って波が引かれていないです。
先程の波引きで間違っている箇所を視覚化すると、黄色い箇所になります。
この相場は、本来アップトレンドの定義に従って波を引かなければならないですが、途中からトレンドの定義に従って波が引かれていません。要するに、どこの『高値』『安値』を更新することができないまま波を引いてしまっています。
これは大きな間違いになります。
正解は下のチャートになります。こちらのチャートになるとしっかりとトレンドの定義に基づいて波引きが行われています。
エリオット波動論に基づいた波引き
ダウ理論のトレンドの定義に基づいた波引きを完璧に仕上げることができたら、続いてエリオット波動論に基づいた波引きを行います。ここでは、『大の波、中の波、小の波』と三段階にグループ別して波引きをしますが、いきなりこの三段階に分けるのは初心者にとってはかなり難しい作業になりますので、最初は『大の波、中の波』の2つのグループに分けることを意識して波を引きましょう。
ここから、意識しなければならないこととして、エリオット波動論のルールに従って波を見なければならないということです。(エリオット波動論のルールはこちらから確認できます。)
例えば、『修正波第2波が推進波第1波の始点を超えてはならない』『推進波第3波が最短になってはならない』など、これらのルールを破っていると波の見方が大きく変わるので注意が必要です。
常にルールを意識して波を描くことで大きな失敗を避けられるということです。
まずは、下のチャートを使って『大の波、中の波』にグループ分けをして考えてみましょう。
大きい波が引けたら、大きい波(赤色の波)の中から一番大きい戻りの波を見つけて別グループとして分けます。
そうすると、下のチャートのように青い戻りの波(修正波)が一番大きい波として左右に存在することが分かります。このことから、青色の波は別グループとして分けることができます。
なぜこのような波引きができるのか?波引きをする意味の所で思い出してみてください。下記のようなことが書いてありました。
【そもそも、波を引くという意味はご自身のチャートを簡単にまとめて、トレードをする際の『スタート&ゴール』『相場がどのような大きさで動くのか』『どこのポイントが危ないのか』という基準を作るために波引きを行っています。】
チャートを簡略化して高値安値を見つけることが大事なんですね♪
今後皆さんは『大の波、中の波、小の波』とグループ分けをしてチャートを考えていきますが、やはり、大の波の高値安値は当然のことですが、中の波、小の波の高値安値を無視してトレードをするのはNG行為ですので注意しましょう。
常日頃から高値安値を意識しましょう。
大と中の波引きを習得したら、続いて『大の波、中の波、小の波』で3つのグループに分けて波を引きましょう。
続いて、大きい波の中での一番大きい戻りの波(修正波)を赤として描いていきます。
ここまでは、前回学んだことの復習になります♪
ここまでのステップが完了したら、次のステップとして赤色である『中の波』の中から次に一番大きい戻りの波(修正波)である『小の波』を探して同じグループとしてまとめます。
エリオット波動論のルールに基づいた波のカウント
ここまで形として完成したら、残りは簡単な作業です。(嘘ですw)
エリオット波動論のルールに基づいた波のカウントをする段階になると、なぜか難しさを感じたり、急に例外部分を考えたり、とにかく不思議な現象が起きるところです(笑)。
これまで、波引きを行う作業において大きい波、中の波、小の波と順番通りに波を引いていましたが、カウントをする際には必ずしも大きい波から小さい波へと順番通りに行う必要性はありません。大きいところからカウントを始めるとむしろ、難しくなります。
分かりやすいところから順番にカウントを行いましょう。
エリオット波動論に基づいたカウントは絶対という正解はありません。
ただ、間違いを避けるために常に長期足を確認したり、推進波の中では数字でカウントして、修正波の中ではアルファベットでカウントすることを心がけましょう。
また、明らかに推進波5波で波を引ける所は5波として波を引き、当たり前のように5波としてカウントをしましょう。
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